【必見！】手足の痺れ　原因はヘルニアの可能性あり！？

ヘルニアとは、背骨の骨と骨の間にある「椎間板」と呼ばれる部分が姿勢の歪みなどが原因で背骨から飛び出すことによって周りの上肢や下肢の神経を圧迫し、さまざまな症状が現れる疾患のことを指します。
椎間板が飛び出すことが原因で発生するため「椎間板ヘルニア」と呼ばれます。
椎間板ヘルニアは主に腰や首に起こりますが、稀に背中に起こることもあります。

ヘルニアが発生してしまう原因はいくつかあげられます。
①背骨に対する過度の負荷
重いものを持ったり、過度の運動などによって首や腰の背骨に負荷がかかることが多い

②姿勢の歪み
日頃から猫背や巻き肩、ストレートネックなどの姿勢の歪みにより首や腰の骨に負荷が蓄積している

③加齢や筋肉
加齢による筋肉の衰えや骨密度の低下してしまっている

ヘルニアの主症状は

頚椎椎間板ヘルニア（首のヘルニア）
・肩こり

・首の張り

・肩甲骨の痛み

・腕から指先にかけての痺れ，重だるさ

・手に力が入らない、腕が上がらない


腰椎椎間板ヘルニア（腰のヘルニア）
・腰痛

・臀部の張り

・お尻から足先にかけての痺れ・重だるさ

・歩きにくい、足の力が抜ける

ヘルニアは年齢など関係なく必ず予防することができます！
その予防法についてご紹介していきます。

①　正しい姿勢を作る
ヘルニアを引き起こす１番の原因といっても良いのが”歪んだ姿勢”です。
代表的なものが猫背や巻き肩、ストレートネック、足くみなどによる骨盤の歪みなどです。
こういったものが原因で背骨の弯曲バランスが崩れたり、側方に背骨がずれたりといった歪みが起こり、椎間板が背骨から飛び出してヘルニアが発生するケースが最も多いです。
そのためにも日頃から正しい姿勢を心がけることがとても重要です。


②　運動をして筋力をつける
正しい姿勢を作ったり保つためには体幹をはじめとした身体を支えるための筋力が必ず必要となってきます。
筋力がない状態で正しい姿勢をしようとしても段々と苦しくなってきたり、姿勢を保てず、いつの間にか悪い姿勢になってしまうケースがとても多いです。
そのため、正しい姿勢を作るためにはまず、姿勢を保つための筋力が必要となってきます。

筋肉は年齢関係なく必ずつけることができます。特に１番重要な体幹は年齢関係なく誰でも鍛えることができます。
もう歳だからといって諦めてはいけません！


③骨密度を低下させない
いくら筋肉をつけても体を構成するために最も重要で基盤となる骨が脆くなっては、ヘルニアの発生を防げません。
骨密度を保つためにはまず、バランスの整った食事をとることが大切です。
特にカルシウムは骨を作るためにとても重要な栄養素となるため日頃の食事から摂取できると良いでしょう。
また、適度に日光にあたり体内でビタミンDを生成することも大切です。（夏などは熱中症に注意しましょう！）
散歩などの適度な運動で骨刺激を与えるのも骨密度を保つためにとても重要です！

最近、疲れが溜まってくると手や足に痺れが出るという方は、もしかすると日頃の姿勢の歪みなどから発生するヘルニアが原因の可能性があります。
また、よく姿勢が悪いと言われる方などもヘルニアの予備軍に入ります。

ヘルニアは以前までは１度なってしまうと治すのには手術が必要と言われてきました。
しかし、現在はそんなことはなく、正しい姿勢や筋力をつけることで自然と痺れが消え、ヘルニアがなくなると言われています。

ヘルニアと診断され痺れや肩こり、腰痛に悩まされている方や姿勢の歪みが気になる方は正しいトレーニングで筋力をつけ綺麗な姿勢をつくることをお勧めします。


最後に最も注意が必要な点のお話です！
手足の痺れが主症状になる疾患はヘルニアだけではなく、そのほかの内臓疾患や悪性の腫瘍などによっても手足に痺れが発生します！
痺れがある際はそのまま放置せず、正しい医療知識を持った人に身体の状態を必ず見てもらいましょう！