BLOG ブログ

【東洋医学】津液について

今回は東洋医学の津液について、作用や不調をきたすとどの様な症状が出るかをご紹介していきます。

津液の作用

津液とは体内に存在する血以外の水分のことをいい”津”と”液”にそれぞれ性質が違い、
津→体表部を巡っていてサラサラした水分
液→深層部を巡っているネットリした水分
に分けられます。

滋潤作用

気の機能を支える作用です。
皮膚や粘膜などの体表部巡って潤いを与えたり、汗などの形で余分な熱や老廃物を排出する働きがあります。
主に、津液のうちの津の部分を働きを担っています。

濡潤作用

血の機能を支える作用です。
体内の深部や組織を巡って栄養を与えたり、関節の動きを滑らかにする働きがあります。
主に、津液にうちの液の部分の働きを担っています。

津液の不調

津液に不調は量の過不足によって生じることが多いです。

湿

・症状
→頭が重い
→四肢がだるい
→吐き気がある
→下痢しやすい      etc...

津液が部分的に過剰になって滞ってる状態です。
胃に水が溜まっている状態が続いたり湿度の高い日に体調を崩しやすくなります。

陰虚

・症状
→髪がパサつく
→空咳が出る
→便秘になりやすい
→不眠がち      etc...

津液の量が不足することによって起こる症状です。
津液が不足すると体に余分な水が残りやすくなってしまうので、熱感や寝汗などの症状も出ます。

湿熱

・症状
→髪の毛が薄い
→胸苦しさや吐き気がする
→がっちりした肥満になりやすい
→皮膚に化膿や炎症ができやすい      etc...

湿が余分な熱と結びついている状態です。陽と陰の性質が絡み合い複雑になっていると厄介な病気を引き起こす事もあります。

まとめ

今回は西洋医学ではあまり馴染みがない”津液”ついてご紹介させていただきました。
現代はストレス社会と言われており、病院の検査や診断では問題はないが不調があるという方が増えている事かと思います。
こういった不定愁訴には東洋医学が効果的なのでぜひご相談くださ。