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デスクワークで肘が痛くなる??

気になる肘の痛みの原因を解説。テニス肘は家事やデスクワークが原因で発生する⁉︎                テニス肘の予防法や治療法も解説していきます。

肘外側上顆炎・テニス肘の原因

最近なんとなく肘の外側が痛む。腕が張って重だるい。痛い。などの症状を感じたことはありませんか。
テニスをしている方に起こりやすいことから、テニス肘と呼ばれることが多い外側上顆炎が最近では、家事をしている主婦の方やデスクワークを中心にされている方に発生するケースが増えてきています。
今回はその原因について解説していきたいと思います。

原因

短橈側手根伸筋
肘の外側上顆炎は肘から手首の背側に付く筋肉である「短橈側手根伸筋」という筋肉が炎症を起こすことで発生します。
この筋肉は手首を背屈させる働きがあります。どの様な動きかというと、
例えば、テニスでのバックハンドを行う時や、手のひらを下にしてフライパンを持ち上げる時、包丁で硬いものを切る時やデスクワーク中のマウスを使用している時など。
外側上顆炎はこういった動きを過度に行ってしまった場合に発生しすることが多いです。
また、こういった動作をする機会が多くなくても、短橈側手根伸筋の筋力が弱かったり、硬くなってしまっているせいで発生することもあります。

症状

疼痛部位
肘外側上顆炎が起きると肘の外側にズキズキとした痛みや、肘から下の前腕部に筋肉痛のような痛みがあらわれ、その痛みが長期間取れないといった症状が現れます。
これは、短橈側手根伸筋の筋腹や骨にくっつく腱の部分で炎症が起きることでこういった症状が現れます。

この筋肉は日常生活の中で使用する機会が多いため安静にするのが難しく、1度痛みが出てしまうと治るまでに時間がかかってしまいます。
そのためこの炎症を起こさないための予防が重要になってきます。

予防法、治療法

短橈側手根伸筋のストレッチ
肘外側上顆炎を予防するためには、まず筋肉が硬くならないようにストレッチをこまめに行いましょう。

⚪︎方法
①前腕部の真ん中より少し下を片方の腕でしっかり掴んでホールドする
②①の状態のまま手首を屈曲する
③手首を屈曲した状態で手の甲を壁に当て、短橈側手根伸筋をストレッチする(20〜30秒程度)

このストレッチは外側上顆炎になってしまった方にもとても効果があります。
硬くなってしまった筋肉をストレッチして伸ばすことで腱の部分にかかってしまっている負荷が減り、
肘のズキズキや筋肉痛のような痛みを和らげます。

また、治療法では痛みが強すぎる場合はショックウェーブなどを使用したり、電気を流して傷ついてしまった筋繊維を修復させたりといった方法もあります。

まとめ

テニスを行なっている方だけでなく、日常生活でも発生する可能性がある肘外側上顆炎。
初期はそこまでい痛みが強くいため、何となくそのままにしてしまいがちですが、
放置してしまうと痛みが悪化し、家事や仕事が辛くなってしまうこともあります。

肘が少し痛いなと思った時は短橈側手根伸筋を伸ばして、悪化を未然に防ぎましょう!