お腹の不調と自律神経・体質の関係について**
「ずっと便秘が続いている」「突然お腹がゆるくなる」「ストレスがかかるとすぐお腹に来る」。
こういった“お腹の不調”は、季節の変わり目だけでなく、日常のストレスや体質の偏りが積み重なることで起こりやすくなります。
当店にも、便秘や下痢、ガスの張り、慢性的なお腹の違和感などのお悩みを抱えた方が多く来られます。
今回は、便秘・下痢がなぜ起こるのか、そして鍼灸でどうサポートできるのかを、わかりやすくお伝えします。
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■ 便秘と下痢は“原因”が違うようで、実は同じところにつながっている
便秘も下痢も、一見正反対のようですが、多くの場合 自律神経の乱れ や 内臓の働きの低下、そして ストレス と深く関わっています。
▽ 自律神経の乱れ
腸の動きは自律神経にコントロールされています。
ストレス・寝不足・緊張が続くと、腸のリズムが乱れ、
・動きすぎ → 下痢
・動かなすぎ → 便秘
という状態に。
▽ 胃腸の冷え
お腹が冷えると、腸の動きが低下し、便が固くなりやすくなります。逆に冷えが強くなると、下痢で排出して体温を上げようとすることもあります。
▽ 食生活や生活リズムの乱れ
朝食を抜く、夜遅くの食事、過度なカフェイン、過剰なストレス…。
これらはどちらの症状も悪化させる大きな原因です。
▽ 東洋医学では「脾・肝・腎」の弱り
・“脾”(消化力)が弱る → 下痢・だるさ
・“気”が停滞する → 便秘、ガスの張り
・“腎”が弱る → 慢性便秘、冷え
というように、東洋医学の視点から見ると体質の影響がとても大きいのが特徴です。
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■ 鍼灸で便秘・下痢にどうアプローチするの?
当店の鍼灸は、腸の働きと深く関係する「自律神経」「腹部の緊張」「内臓の働き」に多方向からアプローチします。
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① 自律神経を整えて腸のリズムを戻す
腸の動きが過剰・不足どちらであっても、根本にあるのは自律神経の乱れ。
鍼灸は、副交感神経(リラックス)を優位にする効果があり、腸のリズムが整いやすくなります。
「気付いたらお腹の張りが軽くなっていた」
「通いやすい便通リズムが戻ってきた」
というお声はとても多いです。
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② お腹の血流を促し、冷えや緊張を改善
お腹はストレスを受けるとすぐに固くなります。
鍼で腹部の緊張をゆるめ、血流を良くすることで、腸の動きが自然に整ってきます。
便秘の方は“固まった腸”が動きやすくなり、
下痢の方は“ゆるんで冷えた腸”を温めて安定させる効果が期待できます。
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③ 胃腸の働きを高めるツボで体質の根本ケア
東洋医学では、便秘・下痢どちらも「脾(消化)」「肝(ストレスの影響)」「腎(冷え)」の弱りと考えます。
当店では、お腹だけではなく、足や背中、手のツボを使いながら体質そのものを整える施術を行っています。
“便の質”が変わることで、
・疲れにくくなる
・お腹の張りが減る
・下痢と便秘をくり返すタイプが落ち着く
こういった変化が出てきます。
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④ お腹だけでなく全身の巡りを整えるのが鍼灸の強み
腸の不調は、単に胃腸だけの問題ではありません。
肩こり・冷え・ストレス・睡眠の質など 全身の影響を強く受けます。
当店では、全身の巡りを整える施術を行うため、
「便秘も下痢も、全体のバランスが整って改善していく」
という根本的な変化を目指せる点が特徴です。
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■ 鍼灸で“整ったお腹”へ
便秘や下痢は、薬で一時的に治まっても、原因が残っていると再発しやすい症状です。
当店の鍼灸では、腸のリズムをつくる自律神経・血流・体質のバランスに働きかけ、内側から整っていくお腹づくりをサポートします。
「便が出ない日が続く」
「緊張するとすぐにお腹がゆるくなる」
「ガスの張りや不快感が続いている」
そんな方は、ぜひ一度当店の鍼灸を体験してみてください。
お腹がふっとゆるんで、自然なリズムが戻ってくる感覚を実感していただけると思います。
