デスクワークやスマホの使用、日常のストレスなどで、現代人の多くが悩まされている「肩こり」。当店にも、「肩が重だるい」「首までガチガチ」「マッサージしてもすぐ戻ってしまう」といったお悩みを抱えて来店される方がたくさんいらっしゃいます。
では、なぜ鍼灸で肩こりが楽になるのでしょうか?
鍼灸は、ただ痛みのある場所に鍼を刺すだけの施術ではありません。筋肉のコリに直接アプローチするだけでなく、自律神経や血流、東洋医学的な“気・血・津液”の巡りを整える力があります。
肩こりの大きな原因の一つに「血流の悪さ」があります。筋肉が緊張し続けることで血液の流れが滞り、老廃物や疲労物質がたまりやすくなるのです。鍼を打つことで、筋肉の緊張が緩み、血流が改善され、酸素や栄養が行き届きやすくなります。その結果、肩の重だるさや張り感が軽くなっていくのです。
また、鍼を打つことで体内に「適度な刺激」が入り、脳から痛みを抑えるホルモン(エンドルフィンなど)が分泌されるといわれています。これは、鍼灸の鎮痛効果の一つとされており、西洋医学的にも研究が進んでいる分野です。
さらに、東洋医学的な観点からも肩こりは「気血の巡りが滞っている状態」とされます。特に、肝や脾の働きが弱っている方は、ストレスや疲労によって気が滞りやすく、肩こりを引き起こす傾向があります。そうしたタイプには、単に肩の筋肉だけではなく、体全体のバランスを整えるような経穴(ツボ)を選んで施術を行っていきます。
当店では、一人ひとりの肩こりの原因や体質をしっかり見極め、その場しのぎではない根本改善を目指した施術を行っています。肩こりが慢性化してしまう前に、ぜひ一度、鍼灸の力を体感してみてください。マッサージでは届かない深い部分の緊張に、鍼灸がしっかりとアプローチします。
