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季節の変わり目にゆらぐ心と体を、鍼灸でやさしく整える

季節が移り変わるこの時期、なんとなく体が重い、朝スッキリ起きられない、肩こりや頭痛が出やすい…そんな不調を感じていませんか?
気温や湿度、気圧が変わる季節の変わり目は、体にとって小さなストレスが重なりやすいタイミングです。東洋医学では、こうした“なんとなく不調”の状態を「未病(みびょう)」と呼び、鍼灸が得意とする分野のひとつとされています。

私たちの体は「気・血・水(き・けつ・すい)」の巡りによって健康が保たれており、外の環境の変化がそのバランスを乱すことがあります。春から夏、夏から秋、秋から冬へと変わるたびに、体も必死に順応しようとしていますが、その切り替えがスムーズにいかないと、自律神経の乱れや疲れやすさ、肌荒れ、眠りの浅さなどにつながってしまうのです。

たとえば秋口には乾燥の影響で喉や肌、腸の不調が出やすくなり、春には「風(ふう)」の影響で頭痛やめまい、気分の落ち込みなどが起こりやすくなります。
当店では、こうした季節ごとの不調に合わせて、お一人おひとりの体質や今の状態を丁寧にみながら、やさしく整えていきます。

鍼灸の施術では、体のツボ(経穴)を使って気や血の流れを整え、自律神経のバランスを整えることができます。施術後には「体がポカポカしてきた」「呼吸が深くなった」「心が落ち着いた」といった感想をいただくことが多く、全身が自然とリラックスしていくのを感じていただけると思います。
特に季節の変わり目は、首や背中まわりがこわばりやすく、交感神経が優位になりがちです。背中や首のツボを中心にやさしく刺激することで、深い呼吸を取り戻し、心と体を穏やかに整えていきます。

また、鍼灸は「今ある不調」だけでなく、「これからの季節に備えるケア」としてもおすすめです。
たとえば、夏の疲れを引きずりやすい秋には胃腸を整えるツボを、寒さが厳しくなる前の時期には免疫力を高めるツボを刺激することで、季節の変化に負けない体づくりをサポートします。

当店では、その日の体調や気分に合わせて施術内容を調整し、「今のあなた」にちょうどいいケアを心がけています。
なんとなく調子が出ないときや、季節の変わり目に不安定になりやすい方は、ぜひ一度ご相談ください。

鍼灸のやさしい力で、心も体もふんわりと整えて、季節の移ろいを気持ちよく過ごしていきましょう。