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女性ホルモンと生理について

女性の一生には女性ホルモンがとても密接に関わってきます。

生理や妊娠、骨密度や血管の丈夫さなどをはじめ、髪や肌の艶、女性らしい丸みのある体型を作るのも女性ホルモンの恩恵と言われています。

ですが、近年ではPMSや重い生理痛に悩まれている方が多く女性ホルモンに対して、あまり良くない印象を持つ方も多いと思います。

今回はこの女性ホルモンについてと、女性ホルモンがどのようにして生理と関連してくるか、生理痛を緩和する方法、生理との付き合い方について紹介していこうとお思います!

女性ホルモンと生理について

女性ホルモンって何?

実は女性ホルモンは2種類存在します。
この2つのホルモンはそれぞれで担う役割が異なります。
はじめにこの2つの女性ホルモンについて紹介していきます!

エストロゲン(卵胞ホルモン)

エストロゲン(卵胞ホルモン)は女性らしい丸みのある身体をつくったり、血管や骨を丈夫に保ったり、美と健康を維持したりといった役割があり、女性の心身の健康を守る上でとても重要なホルモンです。

エストロゲンの役割
・卵胞を育てる
・女性らしい丸みのあるバストやヒップに丸みをつける
・骨や血管を丈夫にする
・肌や髪に艶わたえる
・自律神経のバランスを整える
・子宮内膜を厚くする
・動脈硬化・肥満を防止する

プロゲステロン(黄体ホルモン)

プロゲステロンは受精した受精卵が順調に育つために体温を上昇させたり、子宮内膜をさらに厚くしフカフカのベッドを作る役割があります。

プロゲステロンの役割
・子宮内膜をさらに厚くする
・体温を上昇させる
・妊娠の継続をサポート

女性ホルモンの恩恵

深呼吸
女性ホルモンと聞くと生理に目が行く方も多いと思いますが、女性ホルモンが分泌されることによって受けられる恩恵がたくさんあります!

女性は初潮を迎えて卵巣がしっかりと成熟し、生理周期が安定してくると「性成熟期」を迎えます。
この性成熟期では女性ホルモンの分泌がピークになり、女性ホルモンによる恩恵が最も受けられる時期に入ります。

この時期は女性ホルモンの恩恵を受け、肌も髪も輝き、心身ともに健康で病気からも守られ、心身ともに最も安定した状態になります。

女性ホルモンによる多くのメリットを受けられるのは初潮が初めってから更年期までのおよそ40年間と言われています。
この期間は生理も続き、生理痛が辛いから早く終わってほしいと思う方も少なくないと思います。
ですが、この初潮〜更年期までの期間は女性ホルモンによるメリットを最も受けられる「ボーナスステージ」です!

この期間を最大に楽しんで生活できるように生理痛やPMSとの付き合い方や緩和する方法についても紹介していきたいと思います。

女性ホルモンと生理

女性ホルモンと生理の関係について紹介をしていきます。
身体のどこから女性ホルモンが生成され、生理とどのように関係してくるか説明していきます!

女性ホルモンの分泌の司令塔は脳にある

女性ホルモンは脳にある視床下部からはじめに女性ホルモンを生成するための指令が出されます。その指令は視床下部の下にくっつく下垂体に送られ、下垂体から卵巣に指令が届き卵巣が刺激されることで女性ホルモンが分泌されます!

つまり、女性ホルモンを生成するように指令を出すのは視床下部。女性ホルモンを実際に生成するのは卵巣になります。
この脳から卵巣にかけて出される指令やホルモンの生成までの連携プレーが何かしらの原因で乱れてしまうと女性の心身に様々な影響を与えます。

生理不順はストレスで司令塔の視床下部が働かなくなるから!?

過度のストレスで機能が衰える視床下部
視床下部は女性ホルモンを生成するための司令塔!
ホルモンを分泌する働きにおいてボスのような存在ですが、実はストレスにとっても弱く、すっごく繊細なんです!

視床下部はホルモンをただ生成するだけでなく、
卵巣から送られてきた情報から分泌されるホルモンが多ければ生成するホルモンの量を減らしたり、ホルモン量が少なければ生成するホルモン量を増やすといったフィードバックも行っています。この機能があることによって私たちの体は恒常性を保ち、毎月リズム良く女性ホルモンが分泌され、生理が定期的にやってきます。

ですが、睡眠不足や疲れ、ストレスといった状態が続くと視床下部の機能が低下してしまったり、乱れることによって正常に女性ホルモンが分泌できなくなってしまいます。
こういった状態になると女性ホルモンの分泌値が乱れてしまうため、生理不順やPMSといったことが起こります。

生理が一定の期間で来ない。予定日を遅れることや早まることが頻繁にある方は心身の疲れ具合や生活習慣を見直してみましょう!

生理痛は鍼で緩和できるかもしれない!

生理が始まって、1〜3日目頃にギューッと下締め付けられるような下腹部痛みや腰痛、吐き気や頭痛を訴えるのが「生理痛」
生理痛が起こる主な原因が、子宮を収縮させるプロスタグランジンと呼ばれる物質の作用によるものです。

このプロスタグランジンの排出量は個々で異なるため、排出量が多い人もいれば少ない人もいます。
また、排出量はその時の体調によっても異なるため生理痛がひどい時もあれば比較的軽い時もあります。

鍼はこのプロスタグランジンの過度の排出量を抑えられる可能性があります。
身体の機能の中でプロスタグランジンを排出するために過度に働いてしまっている部分にアプローチを行う事によって生理痛を和らげられる可能性があります。

まとめ

女性特有の悩みとしてあげられやすい生理痛やPMSは、改善策を知っている方がまだまだ少なく、生理が終わるまで我慢している方もとても多いです。

この生理痛の裏には隠れた病気が存在する場合もあります。
子宮筋腫や子宮内膜症といった疾患も存在し、痛みをなかなか理解してもらえないことが原因でずっと我慢してしまい、日に日に痛みが強くなったり、状態が悪化してしまうといったケースもとても多いです。
過度の生理痛は、放置をせずに婦人科に受診や相談をしていただくことをお勧めします。

また、婦人科を受診され、疾患はなかったが生理痛が気になる方や運動を勧められた方はぜひ、当店で鍼や整体、運動で身体をつくりかえませんか?
当店は女性のスポーツトレーナーや鍼灸師が勤務しております。
なかなか男性には話しにくいとい方は、ぜひ、気軽に女性スタッフにご相談ください!