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こんにちは!
FUNOVAの黄川田です。
本日は『関節』をテーマにお話ししていきたいと思います。
身体に起きる障害は大きく2つに分けられます。
それは疾病などで身体の機能が制限され発生する機能障害と身体に負荷がかかる姿勢や動作を長時間続けたり、繰り返したりすことで発生する機能障害があります。
この機能障害は関節にも適応されます。
例えば、疾病などで発生してしまう機能障害は関節リウマチのような関節の変性による運動機能障害や脳血管障害による中枢神経の病的異常で生じる麻痺や運動機能障害がこれに当てはまります。
疾病により発生する運動機能障害は先天的なものや遺伝に関係する場合もあるため予防対策はなかなか難しいことが多いです。
しかし、身体にかかる負荷によって発生する機能障害は予防する事ができます。
今日はこの身体にかかる負荷とは何か、予防対策はどういったものなのかについて説明していきたいと思います!
まず、はじめに身体にかかる負荷についてです。
負荷と聞くと重い荷物を持ち上げたり、過度な運動をしたりといったことを想像される方が多いと思います。 確かにこれらは身体にとって負荷になります。しかし、これ以外にも身体に運動機能障害を与える負荷があります。
例えば、一定の姿勢を1時間以上保つこと。これも運動機能障害を引き起こす身体への負荷の1つです。その他にも日常生活で繰り返し行う動作(中腰姿勢、料理、スポーツ動作など)も当てはまります。
しかし、これらは1回行ったからといって発生するものではなく、長年の積み重ねによって負荷が蓄積し身体に影響を及ぼします。
ここまで身体にかかる負荷についてお話をしてきましたが、上記のような負荷が身体にかかったからといって必ずしも運動機能に障害が出るというわけではありません。
同じような動作や運動をして痛みが出る人もいれば何も痛みや症状が出ない人もいます。
ではこの両者の違いは何なのでしょうか? 次はこの両者の違いについてお話ししていこうと思います。
人間の運動は機械の動きと同様に内側からと外側からの力が関係しています。
機械の場合、各部品が的確に動くこと、またそれを維持していく事がとても大切です。 これができなくなると、一部の部品に過度な負荷がかかったり、うまく動かなくなったりと不具合が起き故障につながってしまいます。
人間の身体もこういった機械と類似するところがあり、関節や筋肉、腱などの運動器官は機械の部品と同じで過度なストレスがかかると耐えきれず壊れてしまいます。
そのため、運動器官を長く健康に保つには身体を正しく動かす事がとても重要であり、これは関節にも同様のことが言えます!
この正しい動作は年齢や性別に関係なくに身体に学習させることができます。 人間の身体は機械とは違い適応能力と自己修正能力が身体に備わっています。そのため身体に合った正しい運動を繰り返し行うことで身体が学習・適応していき、身体への負荷が少ない動作ができる様になっていきます。
関節を健康に保つためには、身体への負担が少ない正しい動作をできるようになることが大切です。そのためには、まず初めに自分の身体の特徴(歪みや骨格、動作のクセ)を理解した上で正しい動作するために必要な筋力や柔軟性、体幹などをつけていくことがとても重要です。