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ぎっくり腰の原因は呼吸にある!?

ぎっくり腰の原因は呼吸の深さや呼吸に関連する筋肉にあることをご存知でしょうか。

今回はなぜ、ぎっくり腰に呼吸が関連するかについてお話ししていきます。

ぎっくり腰と呼吸の関連性

最近は急に気温が下がり風邪などの感染症が流行っていますが、この時期はぎっくり腰になる人もとても多いです。寒さはぎっくり腰の要因の1つになりますが、ぎっくり腰の原因はそれだけではなく、
”呼吸の深さ”も重要な要因の1つです。では、呼吸はどうしてぎっくり腰の要因になるのかについて
詳しくお話ししていきたいと思います!

腰痛と体幹

体幹と腰痛
腰痛を予防するには体幹の筋力が必要といろいろなテレビや本などで紹介されていますが、
なぜ体幹の筋力をつけると腰痛を防ぐことができるのでしょうか。

それは、体幹の筋肉たちがコルセットや帯の役割を果たしてくれるからです。
ぎっくり腰になった時や腰痛がひどい時はコルセットをつけますよね。
これらを腰に巻くことによって腹部の空気圧(内圧)が高くなり、腰の骨が過剰に動かなくなります。
そうすると腰にかかる負担が減り、腰痛の悪化を防ぎます。

腰痛の予防の原理はこれと同様です。
体幹の筋力がない人は腰の骨が過剰に動くことによって筋肉や骨にかかる負担が大きくなり、
腰が痛くなったり、ぎっくり腰を引き起こします。
そのため、腰痛やぎっくり腰を予防するためには、体幹の筋力が必要になります。

呼吸が深い人は体幹が強い!?

体幹はインナーマッスルと呼ばれる腹部の深部にある腹横筋、内腹斜筋、外腹斜筋という3つの筋肉の作用によって支えらています。これらの筋肉は深い呼吸によって刺激され、腹部の空気圧(内圧)を高めます。
3つの筋肉の作用で腹部の空気圧が高くなるとコルセットをした時と同じ状態になり体幹が安定して、腰を痛めにくくなります。

そのため、体幹が強い人は無意識に深い呼吸を行っている方が多く、
インナーマッスルをしっかりと使えています。反対に、腰痛持ちの方や頻繁にぎっくり腰をしてしまう方は無意識に呼吸が浅くなっている方が多く、インナーマッスルを上手に使えていない方が多いです。

深い呼吸って何?

腹式呼吸
では、先ほどから何度か話題に上げている深い呼吸とはどういった呼吸なのでしょうか・・・。

呼吸は大きく分けて腹式呼吸と胸式呼吸の2つに分けられます。

この腹式呼吸と胸式呼吸の違いについて説明していきます。
腹式呼吸…呼吸をするときに腹部を使って行う呼吸
胸式呼吸…呼吸をするときに胸部を使って行う呼吸

深い呼吸はこの2つの呼吸のうちの腹式呼吸のことを指します。
胸よりもより深い腹部に空気を入れて行うため、この呼吸は深い呼吸になります。
体幹の使い方が上手な方はこの腹式呼吸を行っている方が多く、
腹式呼吸を行うとインナーマッスルの3つの筋肉を刺激することができます。

ぎっくり腰予防には腹式呼吸を意識しましょう!

腹式呼吸でぎっくり腰を予防する!
今回は腰痛やぎっくり腰を予防するための方法についてご紹介してきました!

腰痛持ちの方やぎっくり腰が癖になっている方などは1度呼吸に意識を向けて頂き、自分の呼吸が深いか浅いかを見てみて下さい。
また、深い呼吸でも腹部に空気が入っていなければインナーマッスルをうまく刺激することができていません。

腹式呼吸を行うためには鼻からゆっくりお腹を膨らませるイメージで空気を吸い、口からゆっくり息を吐き切ってください。このときに大切なのは必ず鼻から空気を吸うことと、最後に呼吸を吐き切ることです!

人の体は構造状、鼻から空気を吸わないと腹式呼吸を行うことができないので、鼻からゆっくり吸いましょう!
また、息を吐く時は人は無意識に息を吸うことに意識が向いてしまいがちで、空気を吸うことばかりに集中してしまうと息が浅くなってしまいます。
そのため、息を吐く時はしっかり最後まで空気を吐き切ることがポイントです!

長引く腰痛をどうにかしたい!定期的になるぎっくり腰をどうにかしたい!という方はぜひ、腹式呼吸を行ってみてください!